Pencil Artist — Graphiter
北見で生まれ、昭和の空気の中で育った。
三原色の色鉛筆で、街の記憶を描き続ける。
鉛筆画工グラファイターの世界。
Artist Statement
北見で生まれ、昭和の空気の中で育ちました。空き地の秘密基地、自転車で駆け抜けた住宅街、道端の廃車。映画「スタンド・バイ・ミー」のような物語は、この町の日常の中にありました。
絵を描くことは子どもの頃からの関心でしたが、いくつもの回り道を経て、グラフィックデザイナーとして20年以上のキャリアを積みました。転機は2020年のコロナ禍。再び絵と向き合う中で、「誰が描いても同じ絵は、自分が描く必要がない」という問いにぶつかりました。
自分の絵とは何か——。問い続けた末にたどり着いたのは、原点でした。PC-98の16色グラフィック、漫画の線画、浮世絵の構図、そしてデザイナーとして培った色の感覚。それらが全部繋がった先に、三原色の色鉛筆で北見の日常風景を描くという表現が生まれました。遠回りに見えた時間が、実は一本の線でした。
帰省のたびに街は変わっていきます。記憶にある建物がなくなる。同じ場所に新しい建物が建って、新しい誰かの思い出が始まる。街はその繰り返しが積み重なってできています。その移ろいが紡ぐ物語を描きたい——自分の思い出としてではなく、見た人が自分の記憶を再生できる絵として。
「色を加えるか、手放すか。」
この単純な選択の中で、何が「良い」と「悪い」を分けるのか。その問いを常に立てながら描くことを、制作の根幹としている。
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